日曜はじまり日記|9月6日〜9月12日

なかっちゃんと、日々の記録としてお互いに日記をつけてみることにしました。2020年9月6日スタートです。続けられますように…。


9月6日(日)晴れ

休日。晩ご飯を食べたあと、思い立って家の周りを走った。昼間出先で「ちょっとトイレ行ってくる!」と言って人を待たせているときに久々に20メートルくらい走ったら気持ちよかった、という些細なことがきっかけで、無性に走りたくなったのだ。たった15分くらいだけど結構汗をかいて、そのままシャワーへ直行。わたしがいつも夜更かししてしまう要因のひとつはお風呂に入るのが面倒くさいということなのだけど(ああ面倒くさいと思ってダラダラしているうちに夜が深まる)、ひょっとすると走るのが習慣になれば夜更かし癖が改善するかもしれない…突如希望が見えた。


9月7日(月)晴れ

スニーカーを買いにお店に行ったら、接客してくれたお姉さんがサッと出した電卓がオール竹でできていたので思わず「え!すごい電卓ですね」と言ったら「和物が好きでめちゃくちゃ探したんですよー」と。これまでの人生で竹の電卓を探すという発想が皆無だったので純粋に驚き、なんだかうれしくなった。


9月8日(火)晴れ

仕事でお世話になっている人に頂き物のブドウをお裾分けしたとき、「種もあるし皮もむかなきゃいけないから面倒くさい」とわたしが言うと「なに子供みたいなこと言ってんですか」と言われ、なぜかちょっとうれしくて余韻が残った。
夜、今日も走った。月が絵本みたいにまっ黄色で綺麗だった。


9月9日(水)くもり

日中、姉からLINEで写真が送られてきた。わたしが姪っこと甥っこと一緒に写っている写真。背中で眠りに落ちる2歳、手をつないでくる4歳…これが日常になって久しいのに、これは夢でしょうかと思う瞬間がいまだ多々あって、宝物にしたいので写真撮っておいてくださいと姉にオーダーしている。数年前までこの世にいなかった人たちがこんなに生き生きと存在している(手に負えないほど…)ことに、時折じーんと感動する。

夕方、自販機で飲み物を買ったらお釣りが全部10円で出てきてしゅんとした。


9月10日(木)雨

夜、帰宅してご飯を食べているうちに雨が上がったので、すこしだけ走った。雨上がりの道路はなんとなく喉に優しい感じで走りやすい。

ツイッターを開いたらつるの剛士のパクチー泥棒のツイートが炎上していた。彼の言動を嫌悪しつつも、明日は我が身という感覚もある。数年前に読んだ『断片的なものの社会学』の中で、「普通の人」について「それについて何も経験せず、何も考えなくてよい人」と書かれているのを読んだときに、いろんなことが腑に落ちると同時に、そうか…と思い、自分が「普通」である側面に自覚的でありたいと思った。でもそう思えば思うほど、自分の視野の行き届かなさを自覚することになり、言葉を発するのが怖くもなる。ただそうやって口をつぐんでしまうよりは、行き届かなさを自覚しながらも手探りで言葉にしてみるほうがきっと建設的なはずだ、とも思う(思いたい)。
「人間なんだからエラーはしますよ」と尊敬する人が前に言っていたのを心の支えにしているけど、自分ではエラーに気付けないことも多いから、ネットで誰かの発言が物議を醸しているときは自分をひっそりと省みることができて、正直ありがたいと思ったりもする。


9月11日(金)くもりのち大雨

早めに帰宅したのでいろいろ取り掛かりたいことがあったものの、結局できたのはアイロン掛けだけだった。雨が激しくなってきてテレビの楽天戦も中断、スタッフが何度もマウンドに土を足しているけど、これはもう無理なのでは…といたたまれない気持ちに。
しばらくすると雨が上がったので今日も走った。雨に濡れた植え込みから甘くて濃い匂いがした。


9月12日(土)雨

お昼前に緊急地震速報。久しぶりのギュインギュインという音に心臓が波打つ。勤め先の7階は結構揺れた。でもそれは建物の特性ゆえだったようで、世間的には大したことなかったらしく一安心。速報を聞いたとき、ほぼ無意識でとっさにロングスカートのウエスト部分をまくり上げていた。階段を駆け下りる準備はできていた。

NHKが3.11から9年半というタイミングではじめたプロジェクト「#そういえば311」の「そういえば」という言葉が物議を醸しているらしい。当事者にとっては全然「そういえば」と言えるほど距離のあるできごとではないし、そんな軽いノリにしないでと。それはほんとうに大切な感覚だなと思いつつ、わたしはこの言葉を、「忘れていたことを思い出したとき」とはちょっと違う文脈でも使うことがある。突然話を切り出すのが難しいときの前置きとして、大事な話を改めて聞いたり語ったりしたいときにできるだけ自然に振る舞おうとして、「そういえばさ」って言ったりする(意を決して言ったことがあるから覚えている)。 短い言葉だけど、いろんな解釈を誘発する幅のある言葉なんだということをひとつ学んだ。