中田日記|9月20日〜9月26日

9月20日

休日。二階の掃除(主に本棚整理)をする。作業中、山ちゃん(南海キャンディーズの山ちゃん)のラジオ「不毛な議論」を聴いていたら、「すごく優しそうな人で‥あ、菅新総裁に似てる感じの!」という発言があって、引っかかった。この発言に引っかかった、ということが、しこりのように残っている。夕飯は、鶏むね肉を千切りしたジャガイモで挟んで焼いたもの。千切りが太すぎて参考にしたレシピの写真と全く違う料理になりました。あとはトビウオのすり身のお味噌汁。すり身がおいしすぎて、意識していないとすぐに買ってきてしまいそう。すり身、舞茸、油揚げを入れたら出汁が大渋滞だった。夕食後、本棚作業続き。入りきらなかった本はダンボールに戻し、タンスに押し込んだものの、部屋は綺麗になった!本格的にこの家に暮らし始めて三ヶ月、家の整理がようやくひと段落しました。

9月21日

二週間ぶりに原付で出勤。とにかく慎重に走ってみる。「原付」に乗っていると思うと怖くなるので、「これは原動機付き〈自転車〉‥わたしは自転車に乗れる‥自転車歴10年‥」と言い聞かせながら乗ってみた。緊張するけれど、自力で出勤できると嬉しい、というか、罪悪感がひとつ消えるので精神的に楽になる。またちょっとずつ頑張ってみよう。自分のために。夕飯は、昨日「毎日食べたい」と言われたので、またジャガイモの挟み焼き。今日はスライサーを使って細かい千切りで作ってみた。見た目は良いけれど、味は昨日の方が好み、とのこと。つまり、「芋を豪快に焼き付けた料理」が好みということですね。寒くなってきて、ねこが布団の上で寝るようになった。寝ぼけて、湯たんぽかと思ったらねこだった。

9月22日

明日、明後日と新潟へ行くので、その前に諸々終わらせておきたい。「アパートメント」の更新、「まどをあける」の発送準備、新潟行きの準備、洗濯、と計画していたもののアパートメントの記事を書いていたら力尽きた。羽茂温泉に行って、簡単に夕飯を作る。豚キムチ焼きそばに黄身をのっけて食べた。

9月23日

9時半のジェットで新潟へ。ねこはお留守番。新潟港にあさこさんが迎えに来てくれて、北書店の佐藤さんが気になっているという中華料理屋に行く(佐藤さん不在)。あさこさんは定食、耕さんは麻婆丼、わたしはオムライスを注文。オムライス、で・か・い!しかしうまかった‥かまぼこがたくさん入っていて、ラーメンの汁のような濃厚な旨味のケチャプライス。そして、どのメニューにもスープが付くのだけど、当然のように二つずつ配られたのがゆかいだった。氷川きよしのラジオが流れていた。満腹で、ちょっと歩きたくなり、海のそばの公園へ。昔の銀行が移築されて見学ができる施設があり、中に入って美しい会議室の椅子に座って話す。真っ白の天井に施された装飾が砂糖菓子のようだった。あさこさんと話すとほっとする。その後、耕さんは出店の打ち合わせに行き、わたしはあさこさんに紹介してもらった美容室へ。めちゃくちゃ喋った。f3の小倉さんもここで切っているらしく、小倉さんの話になる。本を読む方ではないけれど、イベントで小倉さんに選んでもらった写真集に感動して、小倉さんの選書で店に写真集を置くことにしたのだそう。岡上淑子、ヴィヴィアン・マイヤー、かくたみほ。小倉さんの選書も、小倉さんと知り合ったことで店に写真集を置きたいと思った美容室のお姉さんも、すごくいいな。それぞれの良い仕事に触れられて、清々しい気分でまちを歩いた。夜は、佐藤さんが最近気に入っているという蕎麦屋に行く(佐藤さん不在)。こじんまりとした店内も、メニューも、繁華街の中らしい賑やかなお客さんの感じも好み。山菜と山芋のお蕎麦、キリリと冷えた日本酒が美味しくて、幸せを噛み締めた夜でした。街はいいなぁ。

9月24日

旅館のお母さんが作ってくれた朝ごはんを食べる。公式のオプション(?)ではないのだけど、いつからか出してくれるようになって、毎回ありがたくいただいている。お母さんの友達が作っているという食パン、目玉焼き、クリームシチュー。旅館を出て、一人でシネ・ウィンドに映画を観にゆく。ずっと観たかった韓国映画「はちどり」素晴らしかった。主人公の少女・ウニが初めて出会う、自分の話を真剣に聞いてくれる大人、ヨンジ先生が本当に素晴らしいキャラクターで、彼女がウニに伝えた言葉が、態度が、こちらにも投げかけられたようだった。映画を観たり、本を読んだりすると、自分の人生においてかけがえのない存在に出会えることがある。そのことを思い出した。パンフレットも購入し、余韻に浸りながら北書店へ行く。佐藤さんに今更ながら「まどをあける」を渡すと、呟くように「いいじゃん」「よくやった」という言葉。嬉しすぎて、早くゆりさんに報告しなきゃ!とそわそわしてしまった。佐藤さんのことが好きだし、佐藤さんと話している自分も、耕さんも、好きだな。佐藤さんの作る棚を見ていると、生きていることを肯定できる。『メイドの手帖』を買う。dAbでお茶して、ジュンク堂に行って、港へ。外へ出て、夕暮れの空を眺めながらぽつぽつと話した。男性の書く小説や映画に違和感を感じることが増えてきたこと、「はちどり」がとてもよかったこと。佐渡に着いて、長三郎で激ウマラーメンを食べ、温泉に行って家に帰る。新潟楽しかった〜。

9月25日

大雨だったのでバスで出勤しようとしたら、バスが満席で乗れなかった。すると、後続車のおじいさんが声をかけてくれて、店まで送ってもらうことに。ありがたい。耕さんがいつもお世話になっている方で、機会を逃していたご挨拶をする。仕事終わり、Tさんが刺身を食べさせてくれた。「佐渡の刺身はどうだ?」と聞かれたのが、妙に嬉しかった。佐渡の魚、うまいです!もらったゴーヤが古くなっていたので、ちょっと季節外れだけど夕飯はゴーヤチャンプルー。豆腐の水をしっかり切って、焦げ目をつけると美味しい。

9月26日

雨で道路が濡れていたので怯んで車で送ってもらう。Kさんから、「今日はバイクか?」と聞かれ、「その質問には‥答えられない‥」(『水は海に向かって流れる』の楓ちゃんのセリフ)と答えたらめっちゃウケた。Kさんは一人で田んぼもしている。朝礼のとき、店長が「みなさん農繁期で忙しいかと思いますが仕事も頑張ってください、申し訳ないですがお願いします」と言う。田んぼや畑が生活の中に当たり前のようにあるのだな。Kさんが家まで車で送ってくれて、早く帰宅したので、ちょっと手の込んだ海南鶏飯を作る。鶏肉を茹で、茹で汁で米を炊き、鶏肉は照り焼きに。茹で汁にはチンゲンサイと桜エビを入れてスープにした。