中田日記|9月27日〜10月3日

9月27日

休日。

朝から日記を更新するぞ!と前日の夜意気込んで眠ったけれど、耕さんを見送って、そのまままっすぐ寝室に向かい、布団に潜ってめっちゃポケモンした。途中で罪悪感が芽生えたので、掃除をした。

時間に余裕があるから、少し手の込んだ料理を作ろうと思い立ち、『世界のスープ図鑑』(誠文堂新光社)で紹介されていた方法でチヒトマ、ゼマイチュ・ブリナーイという名のリトアニアの焼きコロッケ、キャロット・ラペを作る。焼きコロッケ、本当にコロッケの中身を焼き付けた食べ物だった。

あたたかい状態で食べてもらえるように工夫しているつもりなので、「ごはんできたよー」と声をかけても遊ばれる(急ぎでない用事を新たに始めたり)とムカっとしてしまう。これまで自分にごはんを作ってくれた、母と、ゆみこさんのことを思う。人と暮らし始めて、人に、ごはんを作るようになった今、ようやく理解できることがある。

9月28日

バイト終わり、腹ペコだったので昼ごはんを食べて帰りたいと伝えると、お刺身を出してくれた。仕事の愚痴などを聞きながらお刺身を食べ、歩いてホームセンターや郵便局、ドラッグストアを回る。途中、猫に麺をあげているおばあさんを目撃。ピンクのニット帽が似合う小柄なおばあさんが、お椀を持って立ち、箸で掴んだ麺を猫の顔に垂らしていた。思わず様子を見ていると、目が合い、「この子はうどんが好きなんだ」と教えてくれた。うどんだったのか、そうめんかと思った。家の中に入ろうとするおばあさんの後を、猫がニャーニャー鳴きながら着いてゆく。うちの猫の二倍くらいあるように見えた。なんだかほくほくした気分でバイクに乗って帰っていると、金木犀の香り。うどんを食べる猫と、今年最初の金木犀の香りの余韻が残ったまま家に帰り、ポストを開けると、耕さん宛に届いた珈琲豆の香りが飛び込んできた。ご褒美のような日だ。

晩ごはんは、大根葉ごはん、チンゲンサイと桜エビと油揚げのお味噌汁、マコモダケと豚肉炒め。お味噌汁以外耕さんが作った。

9月29日

「鮮魚売り場は暇だ」と言われて、KさんもTさんもずっと怒っている。怒った勢いで(?)おせんべいを買ってくれた。帰宅して、なんだか怠いと思っていたら微熱。一緒に小木の「やち」へ行こうと言っていたけれど、わたしは家で留守番することに。20時頃、耕さんが、やちのお母さんが作ってくれたお弁当を持って帰ってきた。豚の角煮、かぼちゃのカレーサラダ、唐揚げ、梅干し、ごはん。ちょっとしか食べられなかったけれど、おいしかった。嬉しい。

9月30日

耕さんもわたしも休日。

朝はちょっとした大掃除をして、昼から、「ダークナイト」を観る。ヒース・レジャーのジョーカーが凄まじい。途中まで観て、晩ごはんに耕さんの作ったカレーを食べ、また観る。ヒース・レジャー、とにかくヒース・レジャー。

10月1日

バイクで通勤。今日は栗ごはんを作る予定なので、秋らしく秋刀魚を買って帰りたいけれど、家に魚焼きグリルがないのでどうしようかなと思っていたら、試食と称して仕事中に秋刀魚を食べることになったので、お願いして、焼いたものを持ち帰らせてもらう。Kさんが「ダンナと一緒に食べるんだろ?」と言って二匹詰めてくれた。帰って栗ごはんを作る。身の大部分が削られたりしたけれど、なんとか完成。断面がガッタガタだけど、炊いたら分かんないよね〜。栗ごはん、秋刀魚、きのこのお味噌汁と、秋らしい食卓。冷凍だけど、脂がのった美味しい秋刀魚でした。Kさんありがとうございます。

10月2日

朝、通勤中の風景があんまり綺麗で胸がいっぱいになった。空気の新鮮な冷たさ、木々の間から射す光、金木犀の香り。何もかもが新しくなるような嬉しさを噛み締めつつ、時速19㎞くらいでバイクを走らせる(ほとんど徐行くらいのスピードでしか走れない)

晩ごはんは、きのことトマトと豚肉の黒酢炒め、昨日の栗ごはん、豆腐とジャガイモのお味噌汁。食後に「JOKER」を観る。劇場で観た頃と、今では、社会の状況が大きく変わった。

10月3日

昨日遅くまで映画を観たせいでとても眠い。でも、映画を夜に観るのはいいな。夜、羽茂温泉に行ったら、おじゃるずの武藤さんがいて、思わずたくさん喋ってしまった。普段会うことはあまりないし(ご近所さんだけれど)個人的に連絡を取ることも少ないけれど、今のところ、佐渡で唯一、安心して話すことのできる女性。会うとほっとして、ついつい最近起こったことをどんどん吐き出してしまう。一方的に話しすぎて、毎回あとで少し後悔するのだけど。家に帰って、さっと晩ごはんを作る。豚キムチ、桜エビと卵のお味噌汁。豚キムチが美味しくできて、「美味しいねえ」「これ、なんか美味しいね」「ネギが入っているのがポイント」「豚キムチもっと食べたい」などと言い続けた。うざい。明日は新潟に行く。