日曜はじまり日記|1月3日の週

1月3日(日)晴れ

氏神様に初詣。おみくじは大吉で、何も印象に残らないくらいひたすら良いことばかりが書いてあった。お守りは2つ買い、交通安全のお守りは車に、ふつうのお守りはいつも持ち歩くポーチに入れた。

帰りに全品20%オフセールのブックオフに寄る。昨日も行ったので2日連続。昨日は欲しい本を真剣に探したけど、今日は100〜200円棚から気になった本を買う。面白いかどうかわからない本たち、6冊800円。気負わずぼんやり棚を見ていると、昨日よりもいろんな本が目に入ってくる。たくさん抱えてレジに並んでいる人たちを見て、何だかほくほくした気持ちになった。

夜、昨日から読み始めた『持続可能な魂の利用』を読み終える。読むのが怖くてしばらく積読になっていた本で、その予感はしっかり的中したけど、やっぱり面白かった。読むのが怖いというのは、これ以上おじさんを嫌いになりたくないし理不尽への怒りを再燃したくない、そして自分の中にあるおじさん的なものを直視するのが怖い、という防衛本能のような感覚からで。でも読後に思ったことは、「頼りない佇まいを脱して堂々と振る舞いたい」という、ちょっとした開放感のようなものだった。
ときどき思い出す嫌いな写真がある。自分の意思を殺して、微妙な笑みを浮かべながら頼りなく立っている数年前のわたし。もっとシャキッと立て、笑うなら思いっきり笑え、堂々と視線を上げろ。背中をビシッと叩きたくなる。そして今のわたしも、そう変わってはいない。心に染み付くあのイメージを、どこかに捨て去ってしまいたい。

◎今日のともちゃん◎
と「ともちゃんね、10年前は富士山に住んでたんだよ」
ゆ「え、そうなの。富士山の上?」
と「ううん、富士山の中。富士山の中には「みぃつけた」のシールがたくさん落ちてたんだ、100枚あったんだよ」

子供は脈絡なく不思議なことを言う。ともちゃん語録をときどき記録しておくことにしました。


1月4日(月)くもり

まだ休日。夜に読み始めた『ペンギンの憂鬱』、面白くて一気に読んでしまいそう。5年くらい前に智ちゃんと初めてご飯に行ったときに勧めてくれた本で、当時買ったのを今更読み始めた。智ちゃんが教えてくれた本は全部面白かったから、またお勧めを聞きたい。というか会いに行きたい。いまははるか遠くに感じる香川。

◎今日のともちゃん◎
と「ゆうゆが大きくなったら、洋服、夜のあったかいのと朝のあったかいのを編んであげるからね」
ゆ「え、そうなの!ありがとう」
と「夜のも朝のやつも100こ編んであげるよ、ぜんぶ100こ」
ゆ「そんなに、100こも?ひとつでいいよ?」
と「でもさ、病院で洗濯するときさ、お洋服ないよ」
ゆ「ゆうゆは病院にいるの?」
と「病院にいるかもよ、風邪ひいて」


1月5日(火)くもり

最後の休日。
世間が動き出していることを感じてじわじわ社会復帰を覚悟をする。今日は家から一歩も出ず。『ペンギンの憂鬱』は半分くらい読み終わった。『まどをあけるvol.2』関係のことでやることがたくさんあるのに、本を読んでしまう。

フリマアプリで真っ赤なワンピースを見つけて欲しくなる。職場にはたぶん着ていけないし、なかなか今の自分にはハードルが高いけど、何となく今年は真っ赤なワンピースを着て歩きたい気分なのだ。堂々と。ふんぎりがつかず、母に「ねぇ真っ赤なワンピース買ってもいい?」と話しかけると、「なんで親に許可取るのよ」と笑いながらも、いいんじゃない、ほら、逃げ恥でガッキーも着てたし、と何となくそれっぽい理由で背中を押してくれた。ので、買った。わたしに不似合いな真っ赤なワンピース。戦闘服。

7日にまた関東で緊急事態宣言が出るらしい。非常事態と日常をどう折り合いつければ良いのか、未だに喉に引っかかったままうまく飲み込めずにいる。思い立って、コロナで失職した人を支援するためのクラウドファンディングに寄付をした。真っ赤なワンピースを買った自分と、テレビから聞こえてくる悲痛な叫びに折り合いをつけるのに、今はそれしか思いつかなかった。

◎今日のともちゃん◎
今年に入ってから、母とわたしがYouTube見ながら踊っているダンス(運動不足解消のため)、やりたいやりたいというので、すき?と尋ねると「気に入った」とひとこと。カッコいい。


1月6日(水)晴れ

雪が積もった。朝、車の雪を下ろす。今日が仕事始めで午後から出勤。日中の暖かい日差しで雪がだいぶ溶けた。
今日は父の誕生日なので、帰宅すると冷蔵庫にケーキがあった。手作りのショートケーキにマーブルチョコがのっている。そして明日はわたしの誕生日だ。令和3年33歳、緊急事態宣言。一生忘れないかもしれない。
仕事以外でやらなきゃいけないことがてんこ盛りなので、明日は有給をとった。家に引きこもって、やるべきことをちゃんと進める日にしたい。


1月7日(木)くもりのち雪

誕生日です。寒い。こんな日はしっぽくうどんを食べたくなる。
我が家は人数が多いので誕生祝いの頻度が高い。かつ冬生まれがやたら多く、このひと月ですでに3回もケーキを食べていて、そのすべてがショートケーキ(手作り)だったので、なんか別なの食べたいな、ほら、コージーコーナーのミルクレープとか…などとつぶやいたら、なんと義兄とともちゃんが2人でミルクレープを作ってくれた。午後丸々かかったらしい。手作りするなんて考えたこともなかったし、わたしはたぶん一生作らないであろう、ミルクレープ。感動しました。

菅首相の記者会見を見て徒労感。宮城も感染者75人。外は暴風と大雪。明日は出勤したら雪かきだ。長靴を持っていくべきか。


1月8日(金)くもり

雪は思ったほど積もらず。家のほうは10cmくらい積もったものの、街中は全然大したことなくて一安心。
今日は動揺することが2つあった。一つはかつて勤めていた会社の人からの電話に出てしまったこと。単なる施設への問い合わせで、相手には絶対に気づかれていないけど、声を聞いただけでいろいろな記憶が芋づる式に思い出されてしまい、落ち込んだ。もう一つは、かつて近しかった人がネトウヨのようになっていたこと。ああ…と思いながらも、そうやってイデオロギーで相手を見てしまう自分にも大いに問題があるなと思う。難しい。そしてつらい。

帰りに新しくできたワークマンに寄った。手袋の種類の豊富さ!機能性の高い靴のデザインのシンプルさ、そして安さ!パラダイス。無駄にほしくなるので退散。


1月9日(土)晴れ

休日。朝から歯医者。通っている歯医者にはコロナ前の時間が流れている。入り口にアルコール消毒液はないし、コロナ云々の張り紙もない。拍子抜けするほど変わっていない。それが良いとか悪いとかではなく、ただちょっとほっとしてしまう。

今日はとても寒い日だった。夜に郵便局に行った時、手をかざすと自動で噴射するアルコール液をプシャーっと浴びた手がなかなか乾かず、そのまま外に出たら手が凍りそうで痛かった。

ゆり
宮城県で暮らしています。関東や四国での生活を経て帰郷しました。元書店員、いまは文化施設職員。