日曜はじまり日記|1月17日の週

1月17日(日)晴れのち雪

思いつきで仕事を休んだ。ツタヤで『進撃の巨人』の漫画を借りてきてひたすら読んだ。蹂躙、蹂躙、蹂躙。何度も出てきてゲシュタルト崩壊。気付いたら深夜2時。


1月18日(月)晴れのち雪

どうしたものか、どうにも気持ちが沈む。何とか仕事に行き、行ったら行ったで結構働けた。「何とか仕事に行く」までができるかどうかが分かれ目だ。


1月19日(火)強風

暴風、吹雪。早朝から窓がガタガタと揺れていた。寝る前に進撃の巨人を読んだせいで、ガタガタ聞こえるたびに何度も、巨人…!となって目が覚めた。
車のウォッシャー液が凍って出てこない。極寒。今日もよく働いた。


1月20日(水)晴れ

芥川賞を受賞した宇佐美りんさん。「うれしいということばでしか言い表せない…のが苦しいくらい、うれしい」と言い淀みながら言っていて、その言い方がなんだかとてもいいなと思った。


1月21日(木)晴れ

今日もたくさん働いた。昨日から生理になり、体がずーんと重い。数日前に気持ちが沈みがちだったのはこれが原因か。予定より早いような気がしてアプリで記録を見返したら予定通りだった。ここ最近周期が早まっていることに気づいていなかったらしい。自分の体のことが未だによくわかっていない。

映画『えんとつ町のプペル』が話題になっているようで、Twitterで感想を読んでいた。その中に「自分は面白いと思ったけどそうじゃない人もいるらしい。本当に感じ方って人それぞれなんだなと思ったけど、ある人が「挑戦してない人には響かないのかも」と言っていて腑に落ちた」みたいなのがあって、それがなぜかずっと頭に残っている。思い通りにならない人のことを、自分たちの理解の範囲に押し込めてジャッジすることで保たれる平和がある。こうやって同じコミュニティの中で価値観を肯定し合っていくのか。「挑戦してない人」かぁ…。
それにしても、夢を語るとか挑戦するとか諦めないとか信じ抜くとか、成長とか自由とか、そういうことに興味が持てないのは歳のせいか。まっすぐに生きるより、力を抜いて柔らかく生きたい。


1月22日(金)くもり

休日。初めて足もみの施術を受けてみた。先生が気さくで楽しい時間(痛いけど)。春くらいまで定期的に通ってみようと思う。今年は体質改善の年にする。

これを機に、明日から朝ごはんいらないです、と母に伝えた。ずっとわかっていたことだけど、わたしは朝食を食べないほうが調子がいい。2年ほど前、一緒に暮らすようになったころにも同じことを伝えたけれど、それでも毎日作ってくれるので、置いてあるご飯を無視できずに食べるようになった。それが本当はちょっとずつしんどかった。
「好きなようにしてください」と母は言った。ずっとわたしのためを思って作り続けてくれたのに、傷付けてしまったかもしれない。愛情を否定したいわけじゃないのに、ただそれぞれに合う生活スタイルが違うというだけなのに、こういうのって難しい。でも、最終的にはわたしの意向を尊重してくれるという信頼があるから伝えようと思えたのだ。受け入れてくれる相手にじゃないと正直な気持ちは伝えられないから。そういう母でいてくれることがありがたいと思う。そして、こんな些細なことで気を揉み合ってしまうのがまさに、「家族と暮らす」ことだなと思う。
後ろめたい気持ちを抱えつつも、明日から食べなくていいと思うと気持ちが楽になる。


1月23日(土)くもり

休日。朝起きると、昨日仕込んだ甘酒が美味しくできていた。朝ごはんの代わりにあったかい甘酒を飲む。

夕方、ホルモンバランスのせいか妙にイライラする。脳内で生まれる嫌味なことばにうんざり。ともちゃんが無邪気にまとわりついてくるのを突き放してしまった。ごめん。アンガーをマネジメントできません。何でもホルモンバランスのせいにしているけど、たぶん本当にそうだと思う。そうだと思うことである意味冷静に対処できるし、何とかやり過ごせる。

夕食後に読み始めた太田明日香さんの『愛と家事』、あっという間に読み終えた。いろんな感情がもぞもぞする。何にも縛られない心地よさをすこし思い出してしまった。何かに縛られることを望んで帰ってきたのに、困った。

ゆり
宮城県で暮らしています。関東や四国での生活を経て帰郷しました。元書店員、いまは文化施設職員。